2020年の米大統領選ではバイデン、トランプ両氏が討論会に参加した=ロイター

【ワシントン=芦塚智子】11月の米大統領選で再選を目指す民主党のバイデン大統領は26日、ラジオのトーク番組のインタビューで、共和党の候補指名が確定したトランプ前大統領との討論会について「喜んで彼と討論する」と意欲を示した。

バイデン氏はこれまで討論会について、トランプ氏の態度次第などとあいまいな発言をしていた。討論会に応じる時期は明言しなかった。

トランプ氏はSNSへの投稿で「(バイデン氏が)本気でないのは皆が知っているが、もし本気だった場合、どこでも、いつでも、どこであろうと、と言いたい」とバイデン氏を挑発した。

自分はニューヨークの州裁判所で口止め料を巡る裁判に出廷を余儀なくされていると不満をあらわにし「今夜、裁判所で討論しよう。待っている!」と続けた。

トランプ氏は共和党の候補者を決める予備選の討論会には参加を拒否したが、11月の本選挙に向けてバイデン氏に討論を呼び掛けている。

大統領選の候補者討論会実行委員会は9月と10月に3回の討論会と、副大統領による討論会1回を予定している。

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