ネパールでは27日から各地で大雨となり、28日にかけて複数の場所で土砂崩れが起きたほか、川の水があふれて洪水が発生しました。

現地の警察によりますと、これまでに60人以上の死亡が確認されたということですが、いまも多くの人が行方不明となっていて、警察や消防が救助活動を急いでいます。

また、首都カトマンズやその近郊では、河川の堤防が決壊し、住宅の浸水や幹線道路の通行止めが相次いでいるということです。

現地からの映像では、町のなかを茶色く濁った水が強い勢いで流れていて、ゴムボートを使って住民が助け出される様子が確認できます。

ネパールでは、この時期はモンスーンと呼ばれる雨季にあたり、毎年、大雨による被害が相次いでいて、ことし7月には中部の山岳地帯で土砂崩れが起きてバス2台が川に流され乗客ら20人が死亡し、およそ40人の行方がいまもわからなくなっています。

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