ロシア大統領府によると、プーチン大統領が16日、ロシア軍の兵士の定員を18万人増やし、今年12月1日付で150万人とする大統領令に署名した。ロシアによるウクライナへの本格侵攻から1年近く経過した2023年1月には、当時のショイグ国防相が115万人だった定員を26年までに150万人へ増員する計画を明らかにしていた。予定を早めて増員を図ることになる。
この増員について、下院国防委員会のカルタポロフ委員長は同日、インタファクス通信に対して「増員は新たに契約兵を受け入れることによって行われる」と述べ、新たな動員が行われる可能性を否定した。ロシアでは侵攻開始後の22年9月、プーチン大統領が30万人規模の動員を発表し、対象年齢の若者が大量に国外脱出を図るなど社会的混乱が起きた経緯がある。
プーチン大統領は昨年12月に兵士の定員を132万人に増やす大統領令に署名していた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。