ロシア国防省は14日、ウクライナが越境攻撃を行っているロシア西部のクルスク州で捕らえられた兵士103人がウクライナ側から解放されたと発表しました。

またウクライナのゼレンスキー大統領もウクライナ各地でロシア軍に捕らえられたウクライナ兵103人が解放されたことをSNSで明らかにしました。

捕虜の交換は、ウクライナ軍が先月6日にクルスク州で越境攻撃を開始して以降3回目で、これまでに双方から267人が解放されています。

一方、ロシア国防省は14日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝ポクロウシクの周辺にある集落を新たに掌握したと発表しましたが、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は13日「ポクロウシク地域でのロシア軍の進軍の速度は、今月に入ってから著しく減速している」と指摘しました。

ゼレンスキー大統領も13日、クルスク州への越境攻撃によってドネツク州でロシア軍の進軍を遅らせることができたと成果を強調していました。

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