オリンパスは内視鏡診断支援AIの開発を進める

オリンパスは6日、傘下の英オディン・メディカルが開発した内視鏡画像診断支援システムが、米食品医薬品局(FDA)の認可を取得したと発表した。初のクラウドベースの人工知能(AI)内視鏡システムで、大腸のがんやポリープなどの病変の疑いがある場所の正確な検出をサポートする。

システムの名称は「CADDIE(キャディー)」。遠隔からAIのソフトウエアを更新できる。キャディーは大腸内視鏡の検査映像をリアルタイムで解析し、がんの可能性が疑われる部分を医師に警告する。医師はその部分を確認し、医学的な判断により診断する。

オディン社はオリンパスが2023年に買収した。クラウド型のAI技術に強みがある。オリンパスはこれまでにも内視鏡診断支援AIを手掛けていたが、クラウドに対応しておらず、ソフトウエアの更新に手間がかかっていた。クラウド上で提供することで、常に最新のソフトウエアが提供できるという。

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