【ニューヨーク=共同】米南部ジョージア州ウィンダーの高校で4日、銃撃事件があり、州捜査局によると、4人が死亡、9人が負傷して病院に運ばれた。容疑者は14歳の男子生徒で、拘束された。殺人罪で訴追される見通し。米国では銃犯罪が絶えず、11月の大統領選でも銃規制が争点の一つになっている。
亡くなったのは教師2人、14歳の生徒2人。動機など詳細は不明。CNNテレビは高校に同日朝、五つの学校での銃撃を予告し「この学校が最初になる」と脅す電話があったと伝えた。捜査局が事件との関係を調べている。
多くの生徒らが近くのフットボール場に避難した。数十台の警察車両や救急車が現場に集まり、周辺は一時騒然となった。
バイデン大統領は声明を発表し「全米の生徒たちは読み書きの代わりに身を隠す方法を学んでいる。このような事態を普通のこととして受け入れ続けることはできない」とし、銃規制強化の必要性を強調した。ハリス副大統領も東部ニューハンプシャー州での集会で「銃暴力のまん延を終わらせなくてはならない。こんなことが起きてはならない」と訴えた。
AP通信によると、男子生徒の1人は10発ほどの銃声を聞いたとし「銃を置くように叫ぶ警察官の声を聞くまで、現実だと信じられなかった」と話した。学校には約1900人が在籍している。
非営利団体「ガン・バイオレンス・アーカイブ」によると、4人以上が撃たれた銃撃事件は今年に入り385件以上発生している。
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