発表によりますと、富士ソフトはアメリカの投資ファンド・「ベインキャピタル」から買収提案を受けたということです。

この会社に対しては、先月、アメリカの別の投資ファンド・KKRがおよそ5600億円で買収することを発表し、会社側も賛同を表明していました。

この会社は業務用ソフトウェアのほか携帯電話や自動車の制御ソフトの開発に強みがあり、ファンド側は、IT需要が高まる中で成長の余地が大きいと判断したとみられます。

買収が公表されたあとに対抗する提案が出される例は日本ではまだ少なく、会社側は「今後、法的拘束力のある提案を受領した場合には、KKRからの提案との比較も含め慎重に検討を行う予定だ」としています。

日本企業をめぐっては先月、セブン&アイ・ホールディングスがカナダのコンビニ大手から買収提案を受けたと発表するなど、海外勢による大規模な買収提案が相次いでいます。

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