ガザ地区中部では2日、前日に続き、イスラエルとハマスが時間を限って戦闘を一時休止したうえで、国連機関によるポリオのワクチン接種が行われました。

接種を担当するUNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関は、SNSへの投稿でワクチン接種は進んだものの現地の人道状況は深刻だとして完全な停戦が必要だと訴えています。

一方、イスラエルでは人質6人が遺体で見つかったことを受け、ハマスとの合意を実現すべきだという市民の声が強まっていて、2日も最大の商業都市テルアビブをはじめ各地で集会が開かれました。

また、政府に合意を迫るためだとして労働組合などによる大規模なストライキも行われ、空港では国際線の運航に乱れが出たほか、一部の行政機関では業務が停止されるといった影響も出ました。

停戦と人質の解放に向けた協議について、アメリカのニュースサイト、アクシオスは、アメリカが今週、イスラエルとハマスに最終的な妥協案を示すことを検討していると報じていますが、双方の隔たりは大きく、協議の進展につながるかは、依然として不透明な情勢です。

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