米韓両軍は、艦艇やアメリカ軍のステルス戦闘機「F35B」など40機余りの軍用機も投入して「双竜訓練」と呼ばれる北朝鮮を見据えた大規模な上陸訓練を8月26日から9月7日までの日程で実施しています。

2日は、南東部のポハン(浦項)で訓練の様子が報道陣に公開され、F35Bなどが敵地を攻撃する想定で上空を飛行しました。

また水陸両用車が次々と砂浜に上陸すると、銃を持った兵士たちが車両から出て陣地を確保したほか、上空では輸送機から兵士がパラシュートで降下する訓練も実施されました。

韓国軍によりますと、今回の「双竜訓練」ではこれまでそれぞれの艦艇に乗っていた米韓両軍の指揮官が、初めて韓国軍の艦艇に同乗して合同で訓練を行ったということで、指揮・統制の向上につなげるねらいがあるとしています。

米韓両軍は、8月29日まで朝鮮半島有事を想定した定例の合同軍事演習も実施しています。

北朝鮮はこうした訓練に反発してきたいきさつもあり、米韓両軍は北朝鮮による弾道ミサイルなどの発射に警戒を強めています。

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