インドネシアとアメリカは2007年から定例の合同軍事演習を行っていて、26日はジャワ島東部のスラバヤ近郊にあるインドネシア海軍の基地で開会式が開かれました。

この軍事演習はおととしから多国間に発展していて、ことしはオブザーバー国を含めて過去最多となる20か国余りが参加し、日本も3年連続で陸上自衛隊を派遣しています。

来月6日までの演習期間中には、サイバー攻撃を想定した訓練が初めて行われるほか、占拠された島しょ部の奪還訓練も行われる予定です。

インドネシアを含む東南アジア諸国は各国が安全保障上重視するインド太平洋の中心に位置し、日本にとっては石油などを輸入する海上交通の要衝、マラッカ・シンガポール海峡を共有しています。

陸上総隊司令部の弥頭親善日米共同部長は「インド太平洋地域の国々とともに法の支配に基づく、自由で開かれた国際秩序の維持に寄与するためには、この演習に参加する必要性は極めて高い」と話し、演習の意義を強調しました。

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