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    金融政策 「変更する時が来た」利下げに踏み切る考え示唆

  • 労働市場 「これ以上の冷え込みや減速を望まず」

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金融政策 「変更する時が来た」利下げに踏み切る考え示唆

この中で、金融政策について「変更する時が来た」と述べて来月の金融政策を決める会合で利下げに踏み切る考えを示唆しました。

そのうえで「利下げのタイミングとペースについては今後のデータと経済見通し、それにリスクバランスによる」と述べました。

労働市場 「これ以上の冷え込みや減速を望まず」

インフレの要因となってきた人手不足など労働市場の現状について「かつての過熱状態からかなり落ち着いてきている」と述べた上で「このところの失業率の上昇は、景気後退時によく見られるような解雇が増加した結果ではない。むしろ働き手の著しい増加と以前のような非常に強い雇用ペースからの減速を反映している」と述べました。

そして「労働市場のこれ以上の冷え込みや減速は求めも、望みもしない」と述べて今後の景気減速には警戒感をにじませました。

NYダウ 一時490ドル超の値上がり

ジャクソンホールで開かれているシンポジウムでFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長が9月の会合で利下げに踏み切る考えを示唆したことでニューヨーク株式市場のダウ平均株価は一時、490ドル以上の大幅な値上がりとなっています。

利下げが企業業績にプラスに働くという見方が広がったためです。

NY外国為替市場 円高進む

また、ニューヨーク外国為替市場ではパウエル議長の発言を受けて金利差縮小が意識され、円高が進みました。

講演が始まる前、円相場は、1ドル=146円台半ば付近でしたが、講演後、一時、1ドル=144台後半まで2円近く値上がりしました。

市場関係者は「投資家が想定していたよりもパウエル議長が利下げに踏み切る意向を強く示したことで、ドルを売る動きが強まった」と話しています。

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