タイでは、日本メーカーの車がかつてはおよそ9割の販売シェアを占めていましたが、中国のEVメーカーの販売攻勢などを受けて減少し、去年は8割を下回りました。

さらに現地では、経済の低迷や、金利の上昇に伴う自動車ローンの審査の厳格化などで販売台数の落ち込みが鮮明で、日本メーカーのことし4月から6月までの現地での販売台数にも影響が広がっています。

このうち
▽タイでの販売シェアが2番目に高いいすゞ自動車では、主力のピックアップトラックなどがおよそ6800台と、前の年の同じ時期に比べて81%も減少しました。

また
▽ホンダは9%減っておよそ1万8000台
▽現地の販売シェアが最も高いトヨタ自動車の販売台数も7%減って、およそ5万7000台となっています。

日本メーカーでは、スズキが現地の工場を閉鎖するほか、ホンダも工場を集約し、生産能力を引き下げる計画で、苦戦が続く中国に加え、タイでも日本メーカーが戦略の見直しを迫られる動きが相次いでいます。

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