NASA=アメリカ航空宇宙局などがこのコンテストは長期間の宇宙飛行に必要なおいしくて栄養のある食べ物を確保する技術を開発しようと、NASA=アメリカ航空宇宙局などが開催しました。
オハイオ州の大学では16日、最終選考に残った企業や大学などの7チームがそれぞれの技術を披露しました。
このうちカリフォルニア州の大学などが開発した箱型の装置は、水や人が出す二酸化炭素を電気を使って栄養分に変え、キノコやトマトを効率よく育てられるということです。
またコロラド州の企業が開発した円筒形のオーブンは筒が高速で回転し、遠心力を利用することで無重力でも安全に加熱できることが特徴で、粉末状の材料と水を入れると、20分ほどで熱々のピザが出来上がりました。
試食した参加者は「よくあるテイクアウトのピザよりいいです。これが食べられる宇宙飛行士はラッキーですね」と話していました。
選考の結果、温度や湿度を自動的に調整して野菜や食用の昆虫を育てる装置を開発したチームが最優秀賞に選ばれ、75万ドル、日本円でおよそ1億1000万円を獲得しました。
NASAの担当者は「どれも画期的な技術でわくわくした。将来の宇宙食は地球で食べているものに近くなると思う。そこが目指すゴールだ」と話していました。
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