アメリカの大統領選挙では11月の投票日に向けて、二大政党の民主・共和両党の候補者がテレビ討論会に出席し、論戦を交わすのが慣例となっています。
トランプ前大統領は8日、記者会見を開き、バイデン大統領の後継候補に正式に指名された、ハリス副大統領との討論会について、来月4日と10日、そして、25日に開催することでテレビ局側と合意したと明らかにし、ハリス氏側に日程を受け入れるよう求めました。
このうち、10日の討論会については、ことし5月の時点でバイデン氏とトランプ氏がいったん開催に合意していて、ハリス氏は記者団に対し「彼が10日の討論会にようやく応じたことをうれしく思う」と述べて、出席する意向を改めて示し、開催される見通しとなりました。
ハリス氏はそのほかの日程については、さらに協議したいという考えを示しました。
テレビ討論会をめぐっては、6月下旬にバイデン氏とトランプ氏の間で行われた際、バイデン氏がことばに詰まるなど精彩を欠き、民主党内で選挙戦からの撤退を求める声が広がる要因となりました。
ハリス氏とトランプ氏はこれまで直接、論戦を交わしたことはなく、両候補によるテレビ討論会に大きな関心が集まっています。
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