11月の米大統領選に向け、民主党が候補者を指名するための代議員によるオンライン投票が1日、始まった。投票期限は5日まで。バイデン大統領(81)から後継指名を受けたハリス副大統領(59)が指名される見込みで、共和党のトランプ前大統領(78)と対決する構図が固まる。

 二大政党制の米国では、民主党と共和党がそれぞれ党内で大統領選の候補を指名し、事実上、その2人が11月の一般選挙で大統領の座を争う。

 通常は夏に開催する党全国大会で各州の代議員が集まって指名投票をするが、今年はオハイオ州で大統領選の投票用紙に候補者の名前を載せる期限が迫っているため、民主党全国委員会が例外的にオンラインでの投票を決めた。

 同委員会によると、民主党内でハリス氏のほかに立候補の要件を満たした候補はおらず、全米の約4千人の代議員のうち、ほぼ全員がハリス氏を支持する意向を示しているという。投票は米東部時間5日午後6時(日本時間6日午前7時)に締め切られる。(ワシントン=合田禄)

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