イスラエルが占領するゴラン高原では27日、サッカー場が攻撃を受けて、子どもなど12人が死亡しました。

ヒズボラ側は攻撃への関与を否定していますが、イスラエル側は、攻撃がヒズボラによるものだとして、さらなる報復に踏み切る構えを示しています。

イスラエル政府は、28日の閣議で今後の対応を協議し、ネタニヤフ首相とガラント国防相の2人に、ヒズボラに対する報復の時期や規模について一任することを決定しました。

報復の規模について、イスラエルメディアは「数日にわたる限定的な攻撃を行う厳しい対応になるだろう」とするイスラエル当局者の見方を伝えています。

そのうえで、レバノン国内の発電所や港といったインフラや、ヒズボラの武器保管施設、さらには、ヒズボラの幹部を狙った攻撃などが想定されるとしています。

イスラエルとヒズボラとの攻撃の応酬が激化すれば、さらに紛争が拡大することが懸念される中、報復攻撃について2人がどのような判断を下すかが焦点となっています。

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