日本時間の19日に発生したシステム障害は、ヨーロッパやアジア、アメリカの空港に広がったほか、医療機関やテレビ局の放送など、幅広い分野に影響を与えました。
このシステム障害の原因について、アメリカの情報セキュリティー会社「クラウドストライク」は24日、自社のセキュリティーソフトを更新する際に問題がないかどうかを調べるソフトウエアに欠陥があり、問題のあるデータを含んだファイルを検知できずに配信したことが障害につながったなどとする検証結果を発表しました。
アメリカのIT大手「マイクロソフト」によりますと、システム障害は「クラウドストライク」のセキュリティーソフトの更新にともなって、「マイクロソフト」の基本ソフトウィンドウズを搭載した端末で起き、影響を受けた端末は、推定で850万台に上るということです。
「クラウドストライク」は、セキュリティーソフトの更新前のテストを強化するなどの対策を講じるとしていて、24日のSNSへの投稿で「このような事態が発生したことに対してその影響を認識し、深くお詫びします」と謝罪しています。
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