G20の会議は、ブラジルのリオデジャネイロで日本時間の25日夜9時ごろに開幕し、日本からは鈴木財務大臣らが出席します。

この中では、▽ロシアによるウクライナ侵攻の長期化に加え、▽欧米はじめ各国の金融政策の動向や最新の政治情勢が世界経済に及ぼす影響について意見が交わされる見通しです。

また、巨大グローバル企業などを念頭にした国際的な課税ルールの導入に向けた議論も行われる予定です。

為替に関する議論も予想され、歴史的な円安局面が続き、日本政府・日銀による市場介入が今月も行われたとみられる中、日本としては為替の過度な変動には適切な対応をとるという立場を必要に応じて説明し理解を求めたい考えです。

一方、G20に先だってG7の会議も開かれ、▽先月のサミットでの合意に基づき、凍結したロシア側の資産の運用益をウクライナ支援に活用する具体的な枠組みについて検討することにしているほか、▽中国の過剰生産の問題への対処などについても意見を交わします。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。