オリ新首相はネパール下院の信任を得た(15日)=ロイター

【ニューデリー=共同】ネパールのオリ新首相は21日、ネパール下院で行われた信任投票で過半数を獲得した。オリ政権が本格稼働する。ネパールでは与党分裂と政権交代が繰り返されており、政治の安定が課題となる。

第2党の統一共産党(UML)を率いるオリ氏は、第1党のネパール会議派(NCP)と組み、連立政権を発足させた。次回下院選が行われる2027年までの間、交互に首相を出すことで合意しており、オリ氏の後はNCPのデウバ元首相が次の首相を担う予定だ。

22年に実施された下院選を経て、ダハル前首相率いるネパール共産党毛沢東主義派(毛派)はUMLと与党連合を形成したが分裂。ダハル氏は今月12日の信任投票で過半数を得られず首相を解任された。

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