超正統派のユダヤ教徒は徴兵開始に反発している(16日)=ロイター

【エルサレム=共同】イスラエルメディアは21日、軍が超正統派ユダヤ教徒千人に召集令状を出したと報じた。これまで超正統派の宗教学校の学生は徴兵を免除されていたが、6月に最高裁が免除を違法とし、義務化する判決を言い渡した。徴兵に向けた手続きが本格的に始まった。

ニュースサイト「タイムズ・オブ・イスラエル」によると、召集令状が出されたのは18〜26歳の男性。ガラント国防相が18日、第1弾となる召集令状を近く出すよう命じた。

昨年10月以降、パレスチナ自治区ガザでの戦闘でイスラエル兵の死者が増える中、世俗的な国民の間で超正統派の徴兵免除に対する不満が高まっていた。超正統派は強く反発しており、国内の分断が深まる恐れがある。

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