日本時間の19日に発生したシステム障害は、ヨーロッパやアジア、アメリカの空港に広がったほか、中東などの医療機関、イギリスのテレビ局の放送など、幅広い分野に影響を与えました。

アメリカのIT大手マイクロソフトなどによりますと、このシステム障害は、アメリカの情報セキュリティー会社、「クラウドストライク」のソフトウエア「ファルコン」の更新にともない、マイクロソフトの基本ソフト、ウィンドウズを搭載した端末で起きたということです。

これについてマイクロソフトは20日、影響を受けた端末は推定で850万台に上ることを明らかにしました。

これはウィンドウズを搭載している端末の1%未満だったということです。

マイクロソフトは「影響を受けた端末の割合は低いものの、経済的、社会的な影響は大きく、クラウドストライクが重要なサービスを提供する多くの企業で使われていることを示している」としています。

世界各地に影響が広がった今回のシステム障害による影響はいまも一部で続いているところはありますが、おおむね収束しています。

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