アフガニスタンの東部、ナンガルハル州では15日、大雨が降り、各地で被害が相次いでいます。
現地で実権を握るイスラム主義勢力タリバン傘下の地元当局によりますと、これまでに住宅およそ400棟が倒壊し、その下敷きになるなどして45人が死亡、300人以上がけがをしたということです。
タリバンの暫定政権は、被災した地域で住民にテントや食料などを提供して支援にあたっています。
現地で活動している国際的なNGO「セーブ・ザ・チルドレン」は、今回の大雨でナンガルハル州やその周辺でおよそ1500人の子どもが住む家を失ったとしたうえで、「アフガニスタンでは国際社会からの資金の減少により、必要とされる支援を行うのもままならない状況が続いている」として、国際社会に支援を呼びかけています。
アフガニスタンでは、ことし5月にも北部や中部で大雨が降って、相次いで洪水が発生し、合わせて290人以上が死亡しています。
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