バイデン大統領は西部ネバダ州で16日、選挙活動を再開させました。

現地のメディアによりますと、トランプ前大統領が銃撃された事件を受けて、警察はバイデン大統領が訪問する予定の場所に追加の人員を配置し、警備を強化したということです。

バイデン大統領は黒人の権利向上を目指す団体の全国集会に参加して演説を行い、「この国にとって重要な会話を行うべき時だ。私たちは敵ではない。友人であり隣人であることを忘れないでほしい」と述べ、政治的な対立が過熱するなか冷静になるべきだと訴えました。

一方で、バイデン大統領は「熱を冷ます必要があるからと言って真実を伝えることをやめるべきという意味にはならない」と述べ、トランプ氏に対して批判すべきことは批判するという姿勢を強調しました。

また、「暴力について話すのであれば銃について話さなければならない。暴力に対して立ち上がるのであれば、戦争に使われる武器を街からなくす取り組みを私とともに進めてほしい」と銃規制の必要性について、事件後、初めて言及しました。

バイデン大統領に対する選挙戦からの撤退を求める声は、党内から依然上がっていますが、バイデン大統領は17日も激戦が見込まれるネバダ州で複数のイベントに参加し、演説を行うことにしています。

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