第11管区海上保安本部によりますと、日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行していた中国海警局の船2隻が、尖閣諸島の大正島の沖合で、16日午前4時すぎから相次いで日本の領海に侵入しました。

午前5時の時点で、1隻は大正島の南およそ10キロを、もう1隻は大正島の西南西およそ11キロを、いずれも北東に向けて、領海内を航行している日本漁船の周辺の海域を航行しています。

海上保安本部は、漁船の周囲に巡視船を配備して安全を確保するとともに、直ちに領海から出るよう警告と監視を続けています。

海上保安本部によりますと、尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入するのが確認されたのは今月10日以来で、ことしに入って28件目だということです。

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