欧州連合(EU)の行政を担う欧州委員会は12日、X(旧ツイッター)が事実に反する表記で消費者を惑わせるなどする「ダークパターン」という手法を用い、これがデジタルサービス法(DSA)に違反しているとの暫定的な見解を発表した。最終的に違反を認定されれば、巨額の制裁金が科される可能性がある。

 欧州委は、Xの「認証済みアカウント」について、誰でも取得できることが悪用につながっているとし、「利用者を欺いている」と問題視した。さらに、Xが広告の透明性を守っていないなどとした。

 欧州委は偽情報や違法コンテンツの拡散などを防ぐための措置についても調査を続けている。(ブリュッセル=杉山正)

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