有権者の数がおよそ9億7000万人にのぼり世界最大の選挙と言われるインドの総選挙は、19日から投票がはじまり、初日は543の選挙区のうち、102の選挙区で投票が行われています。
このうち、南部タミルナド州の投票所では、多くの有権者が列をつくって並び、受け付けを済ませたあと電子投票機のボタンを押して1票を投じていました。
選挙では、3期目を目指すモディ首相率いる与党のインド人民党と政権交代をねらう最大野党国民会議派を中心とする野党連合が議席を争う構図となっています。
▼与党側は、
モディ首相の強いリーダーシップのもとで実現した高い経済成長を実績としてアピールしているのに対して、
▼野党側は、
経済発展のかげで格差が拡大しているとして、失業対策などを最優先に取り組むと訴えています。
初めて投票したという19歳の女性は、「インドの未来を決める選挙に自分も1票を投じられてうれしいです」と話していました。
事前の各世論調査では、モディ首相率いる与党が優勢で、続投に向けて政権運営に必要な過半数の議席を維持し、どこまで支持を伸ばせるかが焦点となっています。
インドの総選挙は、6月1日まで7回にわけて投票が行われ、6月4日に一斉に開票されます。
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