【ロンドン=共同】欧州連合（EU）の欧州委員会は5日、米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コムに対し、利用者の興味や関心に基づき商品を薦める推奨システムに関する情報提供を求めた。透明性の確保に関する規定を守っているかどうかなどを調べる。回答期限は26日。
要請は、偽情報や違法・有害な商品の排除を巨大IT企業に義務付ける「デジタルサービス法（DSA）」に基づく。期限内に回答しなければ、制裁金を科される可能性がある。
欧州委は、アマゾンと競合する中国発の電子商取引（EC）サイト「SHEIN（シーイン）」と「Temu（テム）」に対しても、海賊版など違法な商品への対策について情報提供を求めるなど、DSAに基づく調査を活発化させている。
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