上海協力機構の首脳会議は中央アジアにあるカザフスタンの首都アスタナで開かれ、2国間会談が行われた3日に続いて、4日は参加国の首脳らによる全体会合が開かれました。

会議の冒頭、議長国カザフスタンのトカエフ大統領が「加盟国が協力してきたことで、上海協力機構は世界でもっとも影響力のある国際的な枠組みの1つとなった。世界の関心がこの枠組みに集まっている」と述べました。

首脳会議には、ロシアの同盟国ベラルーシのルカシェンコ大統領も出席し、ベラルーシの正式加盟が承認されました。

ベラルーシの加盟により、上海協力機構の加盟国は10か国となりました。

中国やロシアは、欧米とは異なる独自の国際的な枠組みとして上海協力機構の拡大を目指していて、去年は、ウクライナ侵攻をめぐってロシアを支援しているイランも正式加盟しています。

今回、欧米と激しく対立するロシアの同盟国ベラルーシの加盟が承認されたことで、欧米主導の国際秩序に対抗する枠組みとしての性格がさらに強まった形です。

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