トランプ前大統領は不倫の口止め料をめぐって帳簿などの業務記録を改ざんした罪に問われ、アメリカの大統領経験者としては初めてとなる有罪の評決がことし5月にニューヨーク州の裁判所で下されました。

量刑は今月11日に言い渡される予定でしたが、9月18日に延期される見通しとなり、裁判所は2日、検察・弁護側双方に伝えました。

連邦最高裁判所は1日、議会乱入事件をめぐり起訴されたトランプ氏の刑事責任について「大統領在任中の公務としての行動は免責される」という判断を示しています。

これを受けて、弁護側はニューヨーク州の裁判でも大統領の在任中に関係する証拠について採用されるべきではなかったなどと主張し延期を要請していて、免責をめぐる連邦最高裁の判断の影響が広がった形です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。