ウクライナでは、28日が憲法記念日にあたり、軍のシルスキー総司令官はSNSでメッセージを出しました。

この中で「憲法の下での権利だけでなく責任についても忘れてはならない。 国民に軍に加わるよう求める」と訴えました。

また、ゼレンスキー大統領も動画でメッセージを発表し、ロシアのプーチン大統領がウクライナ人の憲法上の自由を毎日、攻撃していると改めて非難した上で、憲法に従って「ウクライナを守ることは国家の最も重要な機能であり国民全体に関わることだ」と述べました。

ウクライナでは、軍への動員を厳格に行うための改正法が施行されていますが、世論調査では、改正法を支持しないと答えた人が半数に上っています。

ウクライナ軍は軍事侵攻を続けるロシア軍と戦う上で兵員不足が指摘されていて、シルスキー総司令官らは憲法上の国民の責任にも触れて、動員に対する理解を国民に求めた形です。

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