ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、ロシア側との戦闘の前線で指揮をとってきたソドル司令官について、軍幹部のフナトフ氏に交代させることを決めたと、動画のメッセージで明らかにしました。

交代の理由については明らかにしていませんが、ウクライナのメディアは、ソドル司令官の指揮の下で兵士の犠牲が増えているなどと、一部の部隊が批判を強めていたと伝えています。

アメリカの有力紙「ニューヨーク・タイムズ」は、ことし2月に国民に高い人気があった当時のザルジニー総司令官を交代させた事に続く事態だとして「軍の結束を脅かし続けている」と指摘しています。

今回の司令官の交代について、NHKが25日、首都キーウの市民に話を聞いたところ「私たちにはとても強い敵がいる。今回の変化がよりよい方向に向かうことを願う」などと、東部の前線で厳しい戦いを強いられ、ウクライナ側の劣勢が伝えられる中、状況が改善することへの期待の声が聞かれました。

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