来年4月に開幕する大阪・関西万博にはおよそ160の国や地域と9つの国際機関が参加を表明していて、担当者を集めた会議が25日から2日間の日程で奈良市で始まりました。
BIE=博覧会国際事務局のケルケンツェス事務局長は「最後の追い込みの段階だ。みんなで団結して準備を行い、数千万人の来場者にとって記念すべき万博にしよう」とあいさつしました。
参加国が自前で建設する「タイプA」と呼ばれる方式のパビリオンは建設の遅れが指摘されてきましたが、博覧会協会によりますと、「タイプA」を予定する51か国のうち40か国で建設会社が決まり、このうち32か国が着工したということです。
一方で、11か国ではまだ建設業者が決まっておらず、博覧会協会は開幕までに間に合うよう、ほかの方式での参加を含めた選択肢を提示しています。
博覧会協会によりますと、参加国の関心は展示に向けた準備やスタッフの確保などパビリオンの運営面に集まっているということで、今回の会議では、スタッフのビザの申請といった行政手続きの方法や宿泊場所などについての情報提供を行うことにしています。
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