【カイロ=共同】サウジアラビアのジャラジル保健相は23日、地元テレビで、イスラム教最大の聖地、サウジ西部メッカで14〜19日に行われた大巡礼(ハッジ)中の死者が1301人に達したと公表した。多くは酷暑による熱中症が原因だとみられている。ジャラジル氏は、死者のうち8割が当局からの正式許可を受けず、無登録で巡礼に参加していたと説明した。
ロイター通信によると、サウジ当局は無登録者に対して医療サービスを提供していない。当局の取り締まりを逃れるため、砂漠を歩いて移動する無登録者もいるという。
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