ロシア大統領府は、プーチン大統領が北朝鮮の首都ピョンヤンを18日から2日間の日程で公式訪問すると発表しました。

プーチン大統領は、去年9月、ロシア極東のアムール州にある宇宙基地でキム・ジョンウン総書記と首脳会談を行った際、北朝鮮への招待を受けていて、今回の訪問は、これに応じたものだとしています。

プーチン大統領の北朝鮮訪問は、2000年7月以来、24年ぶりとなります。

ロシア大統領府のウシャコフ補佐官は、プーチン大統領が北朝鮮入りするのは、今夜遅くになる可能性があり、キム総書記との首脳会談はあす19日の昼に行われるという見通しを明らかにしました。

プーチン大統領にはラブロフ外相やベロウソフ国防相など主要閣僚も同行するということです。

軍事的な連携も含む関係強化を確認か

両首脳は、通訳だけを交えた1対1の形式の会談も予定しているほか、経済や安全保障分野の協力を盛り込んだ戦略的パートナーシップに関する条約に署名する見通しだとしています。

ロシアは、ウクライナへの軍事侵攻が長期化し、兵器不足に陥る中で北朝鮮から砲弾などを調達しているとされていて、プーチン大統領は、キム総書記との会談を通じて軍事的な連携も含めて一層の関係強化を確認するとみられます。

一方、北朝鮮は、5月27日に軍事偵察衛星の打ち上げに失敗したばかりで、ロシアから軍事や宇宙分野などで技術支援をさらに受けたいねらいもあるとみられ、両国はそれぞれの思惑で結び付きを強めています。

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