イスラエル軍のガザ地区での攻撃続く

イスラエル軍はガザ地区での攻撃を続けていて、14日には南部ラファでの作戦でイスラム組織ハマスの複数の戦闘員を殺害したと発表しています。

パレスチナの地元メディアは、南部や中部へのイスラエル軍の攻撃で住民5人が死亡したと報じていて、地元の保健当局もこれまでの死者が3万7266人にのぼったとしています。

イスラエル北部 ヒズボラとの間で攻撃の応酬

イスラエル北部では連日、ハマスとの連帯を示す隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの間で、攻撃の応酬が続いています。

イスラエルメディアは14日、ヒズボラが35発のロケット弾を発射し、イスラエル軍もロケット弾の発射施設などを攻撃したと伝えています。

ヒズボラは13日までの2日間で300発以上のロケット弾を発射したと伝えられ、イスラエルに対して激しい攻撃を繰り返しています。

ガザ地区でのイスラエルとハマスの停戦と人質の解放をめぐる交渉では、ハマス側は完全な停戦を保証するよう求めていますが、イスラエルのネタニヤフ首相は否定的な姿勢を示していて、双方の立場の隔たりは埋まっていません。

ハマスと連帯するヒズボラとしては、イスラエルへの攻撃を激化させ、停戦に向けた交渉でイスラエルへの圧力を強めるねらいもあるとみられます。

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