このプログラムは開発途上国の経済発展の支援などを行うUNIDO=国連工業開発機関が日本で暮らすウクライナの女性や若者の自立を支援しようと新たに立ち上げました。

今月10日から初めて開かれた研修プログラムには36人が参加し、大学や企業などから招いた講師のもとで5日間、起業に関するノウハウやビジネスに関する知識などを学びました。

14日は東京・渋谷区の国連大学でプログラムの修了式が開かれ、修了証を受け取った受講生たちは研修で学んだことの手応えや日本での就労に向けた決意などを述べました。

おととし避難してきた23歳のカテリーナ・ポプロジュクさんは「ウクライナではメディアに関わる仕事をしていて、日本でも同じような仕事ができればと思っていたので今回の研修でその一歩が踏み出せたと思います。ウクライナに家族がいるので帰りたいという思いもありますが、今は生活している日本で頑張っていきたい」と話していました。

UNIDOでは来年3月にかけて同様の研修プログラムを開いていくほか、日本企業と交流を図る機会を作るなどして、ウクライナの女性や若者の就職や起業を支援していくということです。

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