SPEは北米の映画館チェーンとして7番目に大きいアラモを買収した

ソニーグループは12日(米国時間)、米映画館運営会社アラモ・ドラフトハウス・シネマ(テキサス州)を買収したと発表した。アラモは北米で7番目に大きい映画館チェーンで、35館を運営する。ソニーGは消費者が集まる映画館事業を取り込み、映画配給事業との相乗効果を高める。

ソニーGの映画子会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)が買収した。アラモは食事をしながら作品を鑑賞できる映画館を運営している。同社は新型コロナウイルス禍で打撃を受け、21年3月に連邦破産法第11条の適用を申請し、その後、再建を果たしている。

今回の買収に伴い、SPE内に体験型のライブイベントを手掛ける新部門「ソニー・ピクチャーズ・エクスペリエンス」を設立する。アラモのマイケル・クスターマン最高経営責任者(CEO)が現職を続投しつつ、新部門を率いる予定だ。

米国の映像業界では、米メディア大手パラマウント・グローバルのオーナー家が、同社売却を巡って米映画製作大手スカイダンス・メディアとの交渉を打ち切ったと報じられている。パラマウントにはソニーGも米ファンドと組んで買収案を提示していた。

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