目次

  • ノルマンディー上陸作戦から80年 式典開催へ

  • ウクライナ次官 中国に「平和サミット」参加求める

【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(6月5日の動き)

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ウクライナ情勢 ロシアによる軍事侵攻 最新情報・解説 - NHK特設サイト

ノルマンディー上陸作戦から80年 式典開催へ

フランスでは6日、第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦から80年となるのを記念する式典が開かれます。

ノルマンディー上陸作戦は、第2次世界大戦中の1944年6月6日、アメリカ軍を主体とする連合軍がナチスドイツに占領されていたフランス北西部のノルマンディー地方に上陸したもので、戦況の転換点となりました。

作戦から80年となる6日、現地ではフランス政府主催の式典が開かれアメリカのバイデン大統領のほかイギリスのスナク首相やドイツのショルツ首相、それにウクライナのゼレンスキー大統領も出席する予定です。

今回の式典にロシアは招待されておらず、フランス大統領府は「ウクライナへの侵略戦争が激しさを増しており、参加の条件が整っていない」と説明しています。

さらに現地にあるアメリカ軍の兵士の墓地では、アメリカ政府主催の式典も行われる予定で、5日は、式典の準備が行われていました。フランスでは、バイデン大統領とゼレンスキー大統領の会談なども行われる予定で、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対し、欧米の結束をアピールする場となりそうです。

ウクライナ次官 中国に「平和サミット」参加求める

ウクライナ外務省は5日、シビハ第1次官が中国の北京を訪問し、孫衛東外務次官と会談したと発表しました。

発表によりますと、ウクライナが提唱する和平案の実現に向けて、今月、スイスで開かれる国際会議「平和サミット」をめぐり「ウクライナ側は、中国が参加することにより、ウクライナで公正で永続的な和平を実現するのに実質的に貢献できるいい機会になりうるという期待を示した」としていて、中国側に対して参加を求めたことを明らかにしました。

「平和サミット」をめぐっては、ウクライナ側がロシアとの連携を強める中国に参加を求めてきたのに対し、中国外務省はロシアとウクライナの双方が会議を認めることが前提だなどとしたうえで「中国側が求める要素とは隔たりがある」として欠席する方針を明らかにしています。

今月2日には、ウクライナのゼレンスキー大統領が「中国は平和サミットに参加しないよう各国に働きかけている」などと主張し、批判していましたが、改めて中国側に参加を求めたかたちです。

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