パレスチナ自治区ガザ最南部ラファ西部の難民キャンプに26日、イスラエル軍の攻撃があり、少なくとも35人が死亡した。ロイター通信などが伝えた。救助を担うパレスチナ赤新月社は、難民らが避難する「人道地区」にイスラエルが指定した地域が攻撃されたと主張している。

 ガザ保健省の発表によると、攻撃されたキャンプには、ラファ東部から逃れてきたパレスチナ人数千人が生活していた。死者の多くは女性と子どもで、ほかに数十人が負傷したという。今月初めにイスラエル軍が避難を命じた地域には含まれていなかった。

 イスラエル軍は、国際法にのっとってイスラム組織ハマスの施設を攻撃したと主張。「数人の市民が被害を受けたと承知しており、調査している」と説明した。(鈴木峻)

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