北朝鮮のキム・ガンイル国防次官は国営の朝鮮中央通信を通じて談話を発表し、この中で、米韓両軍が連日、偵察機を飛行させているとして「空中スパイ行為であり、わが国の主権を侵害している」と反発しました。

また、韓国軍が警戒活動と称して海上の境界線を侵犯していると主張し、「もし海上で何らかの事件が発生した場合、すべての責任はわが国の海上主権を侵害した大韓民国が負うことになる」と強調しました。

そのうえで軍の最高指導部が、「敵の挑発的な行動に攻勢的な対応」を取るよう指示したとしています。

また韓国側から北朝鮮側にビラなどが飛ばされていると非難し、韓国側に対抗してビラを散布する考えも示しました。

今回の談話について韓国メディアは、北朝鮮情勢についても話し合われる見通しの日中韓3か国の首脳会議が27日に開かれるのを前に、米韓両国への非難を強めているという見方を伝えています。

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