ICJ命令後もラファでの攻撃継続 交渉再開は不透明
国際司法裁判所がガザ地区南部ラファでの攻撃を直ちに停止するよう暫定的な措置を命じた24日も、イスラエル軍はラファを含むガザ地区各地で軍事作戦を続け、数十人の戦闘員を殺害したと発表しました。
ガザ地区の保健当局は25日、過去24時間に46人が死亡し、これまでの死者は3万5903人にのぼっていると伝えています。
こうした中、一部のメディアは当局者の話として、行き詰まっているイスラエルとハマスの間の戦闘休止と人質の解放をめぐる交渉が、近く再開される見通しだと伝えました。
このうちロイター通信は、イスラエルの情報機関モサドの長官とアメリカCIA=中央情報局の長官、それに仲介役のカタールの首相が会談して交渉の再開を決定したとして「仲介役のエジプトとカタールが主導し、アメリカの積極的な関与のもと新たな提案に基づく交渉を開始することになった」と伝えています。
ただ戦闘の休止が実現したのは去年11月下旬からの7日間だけで、その後の交渉ではイスラエルとハマスの立場の隔たりが埋まらずに合意にはいたっておらず、交渉の再開が事態の打開につながるかは依然不透明です。
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