イランでは19日、北西部の東アゼルバイジャン州でヘリコプターが墜落し、ライシ大統領やアブドラヒアン外相など搭乗していた8人全員が死亡し、首都テヘランでは22日、犠牲者を追悼する葬儀が行われました。
葬儀には、シリアやイラクの首相など周辺国を中心に多くの国から要人が参列し、事故のあと、大統領の職務を代行しているモフベル第1副大統領らに出迎えられると哀悼の意を伝えていました。
さらに、欧米と対立するイランが協力関係を深めている中国からは張国清副首相が、ロシアからはプーチン大統領の側近、ボロジン下院議長が参列しました。
イランとしては、大統領と外相が事故で亡くなるという不測の事態に見舞われた中でも各国との外交関係に支障がないことをアピールした形です。
また参列者の中には、パレスチナのイスラム組織ハマスのハニーヤ最高幹部をはじめ、レバノンのシーア派組織ヒズボラや、イエメンの反政府勢力フーシ派など、イランが支援する武装組織の幹部らも含まれ、改めて結束を確認したものとみられます。
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