ウクライナでは、ロシア軍が国境を越えて東部ハルキウ州に侵入し、国境周辺の集落を相次いで掌握したとしているほか、東部ドネツク州の前線でも戦闘が続いています。

ゼレンスキー大統領は18日、SNSへの投稿で、ハルキウ州北部の戦闘でロシア軍がかなりの数の歩兵と装備を失っているとして、ウクライナ側が対抗していると強調しました。

また、東部ドネツク州の前線については、困難な状況にあるものの高台の要衝チャシウヤルへのロシア側の攻撃を食い止め、装甲車両20台以上を破壊したと明らかにしました。

アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は、ロシア軍が最近、ハルキウ州などでウクライナ側に圧力をかけながらチャシウヤルの掌握に向けた動きを強めているとの見方を示しています。

ロシア側がチャシウヤルを掌握すれば、ドネツク州のさらに西側の都市への攻撃に向けた足場を得ることになるため、ウクライナ側も防衛に力を入れているとみられ、その攻防が焦点の一つとなっています。

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