台湾の立法院本会議で書類を投げつけられる国民党の立法委員ら(17日、台北)=共同

【台北=共同】台湾の立法院(国会)本会議で17日、立法院改革を巡る法案の強行採決を図った最大野党、国民党などと、阻止しようとした与党、民主進歩党(民進党)の立法委員(国会議員)が衝突し、立法委員6人が負傷するなどして病院に搬送された。

頼清徳副総統の20日の総統就任を前に与野党の対立が鮮明になった。頼氏は18日「立法院の与野党が理性的な討論に戻るように期待する」と呼びかけた。

法案は立法院の権限を強化する内容で、1月に総統選と同時実施された立法委員選で第1党となった国民党が主導。少数与党の民進党は審議が尽くされていないとして法案に反発している。17日の本会議は中断し、21日に再開される予定。

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