ロシアのプーチン大統領㊧と中国の習近平国家主席(2023年10月、北京)=ロイター

ロシアのウシャコフ大統領補佐官(外交担当)は14日、中国の北京で予定される中ロ首脳会談について、プーチン大統領の訪問初日の16日に開催されると述べた。中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席との会談で両国関係の深化を確認する見通し。インタファクス通信が伝えた。

プーチン氏は16〜17日の日程で中国を訪問する。ウシャコフ氏は16日の予定について「両首脳は会談のほか、散歩やお茶を飲む懇談を予定している」と説明した。夕食会も開催されるという。会談後に共同声明をまとめる予定としている。

ウクライナ侵略が長期化し米国など欧米諸国との対立が深まる中、ロシアは中国との貿易や外交関係を一段と強めようとしている。会談ではウクライナを巡る問題についても話し合われるとみられる。

ウシャコフ氏によると、訪中2日目の17日にプーチン氏は中国東北部の黒竜江省ハルビン市を訪れる。中ロ企業などが出展する博覧会に出席するほか、地元の大学で学生との質疑に応じるという。プーチン氏の中国への訪問は大統領として通算5期目の任期に入った後、初めての外国訪問となる。

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