ハリコフ州北部では激しい戦闘が続いている(10日)=ロイター

【キーウ=共同】ウクライナ東部ハリコフ州北部に対するロシア軍の地上侵攻で、シネグボフ州知事は12日、国境周辺から4千人以上が避難したと明らかにした。12日も激しい戦闘が続いており、ウクライナ軍は部隊を増派した。

シネグボフ氏らによると、国境から約6キロのボウチャンスク方面では11日、滑空爆弾による攻撃が20回以上あり民間人2人が死亡した。12日も砲撃が続き、死傷者が出た。

米シンクタンク、戦争研究所の報告書は、ロシア軍が兵士約2千人を国境沿いに投入したとする専門家の見方を紹介。今後数日間でさらに攻勢を強めるとみられるが、州都ハリコフ市の包囲や制圧には兵力が不足していると分析した。

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