チェコのインディーゲームスタジオMADFINGER Gamesは,日本時間2024年4月30日にリリースした「Gray Zone Warfare」が,発売から4日間で約50万本のセールスを記録したと発表した。DLCを同梱したエディションは,約25万本に達したという。


 Steamウイッシュリストの上位にランクインし続け,このたびついにアーリーアクセス版が登場した「Gray Zone Warfare」は,民間軍事会社(PMC)に属する元特殊部隊隊員となったプレイヤーが,ソロまたは最大4人のチームで多彩な任務に挑戦するというミリタリーFPSだ。NPCと戦うPvEモードのほか,ほかのチームも相手にするPvPvEモードにも対応しており,最大48人のプレイヤーが参加できるという。
 戦場となるラマン島は,広さ42平方kmのオープンワールドとして構築されており,AIが操作する1000体のNPCが登場。ミッション数は150を超えるという。


 特徴は,「Unreal Engine 5」を活用したハイレベルなグラフィックスと,リアリティへのこだわりで,ジャングルや水田などが広がるラマン島の光景は見事だ。さまざまなタイプの損傷がシミュレートされており,被弾した場合は,ケガに応じた止血や治療が必要になる。弾道は物理演算によって再現され,命中時の角度によって装甲を貫通するかどうかが決まる。弾倉入れ替えたあと,ボルトフォアードアシストボタンを親指で軽く押すなど,兵士たちの所作もリアルそのものだ。


 Steamのセールスランキングトップ100にも入っており,同時接続者数は6万人以上。ユーザーレビューは約2万件を集めて,期待作ではありながらも現段階で「賛否両論」から「やや好評」へ移行中という感じだ。
 バグやサーバーの不具合などを訴える声が多いが,MADFINGER Gamesはホットフィックスやパッチによって対応していくとしており,すでに最初のパッチが配信されている。アーリーアクセスは数年継続する予定なので,日本語対応を含めて,今後の展開に注目したい。

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