KRAFTONは本日,年内のリリースを予定しているライフシミュレーション「inZOI」の開発状況を紹介するムービーを公開した。


 Unreal Engine 5によるフォトリアルなグラフィックスが目を惹く本作では,プレイヤーが作成したアバター「ZOI」の日常を観察したり,ときにはそこに介入したりできる。ムービーで紹介された要素や機能から,主なものを紹介しよう。

●車
 移動手段に車があるのはライフシムとして当然のところだが,本作の車はライフシム用の駆動システムを搭載しており,一般的なアクションゲームに登場する車とは操作感が異なるようだ。オープンカーは街にいる人たちの視線を集めるといった効果もあるとのこと。


●タイムマシン
 交通事故などでZOIがいきなり死んでしまうこともあるとのことだが,そういった場合は「タイムマシン」を利用して少し前から再度ゲームを始めることもできる。

●グループアクティビティ
 仕事に出かけるとき家族が見送ってくれたり,職場の同僚と会社を抜け出してカフェに行ったりといった,複数人での行動にもさまざまなものが用意されている。


●関係性
 グループアクティビティなどによってほかのZOIとの関係性を深められるのは一般的なライフシムと同様だが,本作ではその“難度設定”が可能。これをハードモードにすると,ほかのZOIが歩いてきていきなりビンタされるといったこともあるという。


●カルマ
 ほかのZOIが見ていないところでの行動も,自身の人生に影響を与える。例えばネットで他人の悪口を書き込むと,後々にその結果が返ってくるといったことが起こるようだ。

●夢
 ZOIが寝ている間に見る夢は,翌日に影響を与えるものになっている。例えば宝くじに当たる夢を見たら翌日に買っておくといい,といった感じで,よく分からないものは夢占いで判断してもらうこともできる。
 また,夜中に寝ぼけたまま行動して,手持ちのお金を全部使ってしまうなどの「夢遊病」という要素もある。


リアルなグラフィックスが特徴だけに,ZOIのカスタマイズにも力が入っており,同じ髪型でも長さを細かく調整して部分的に色を入れたり,指ごとにネイルアートを変えたりといったことが可能。プレイヤーが作ったファッションアイテムを共有するスペースも用意される

 かなり細かい部分まで手が入っていて,眺めているだけでも楽しめそうな本作。ムービーでは,プロデューサーのKjun氏がたびたび「要望があればDiscordに書き込んでほしい」と呼びかけており,プレイヤーと一緒に本作を作り上げようという姿勢がうかがえる。

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