データや分析環境を提供するSensor Towerは本日(2024年9月10日),アクションRPG「ゼンレスゾーンゼロ」(PC / PS5 / iOS / Android)のモバイル版に関する分析レポートを公開した。


 Sensor Towerのデータによると,「ゼンレスゾーンゼロ」のリリース(2024年7月4日)から8月3日までの市場別ダウンロード数シェアでは,1位が中国で29%,2位がアメリカで14%,3位が日本の10%となっているという。一方,同期間の市場別収益シェアでは,1位が中国の44%,2位が日本の25%となっており,収益面では中国に次いで日本のゲーマーが支えているようだ。

 また,RPD(1ダウンロードあたりの収益)で見た場合は,日本は中国の2倍近い数値だという。


 主要市場のApp Storeにおけるモバイルゲームトップ収益ランキングでは,日本は唯一リリース初日に1位を記録している。いずれの市場でもリリース日以後はゆるやかな下降となっているが,日本市場では29日間連続でトップ20圏内を記録しており,その人気が際立つ結果となっている。


 ただし,HoYoverseの別作品と比べた場合,日本国内におけるリリース1か月間の収益とダウンロード数比較では,「原神」「崩壊:スターレイル」が「ゼンレスゾーンゼロ」を上回る結果となっており,相対的にやや緩やかなスタートだという。


 また,同期間の日本におけるTikTokのゲームジャンル広告SoV(※)では,本作はトップとなっており,TikTokでの同作のSoVは10%に達しているそうだ。

※シェアオブボイス。広告出稿量やメディア露出量を示す指標


 Sensor Towerの分析によれば,日本における「ゼンレスゾーンゼロ」は,ミッドコアRPGファンから支持を得ているとのこと。同社のデータによると,日本の「ゼンレスゾーンゼロ」プレイヤーが使用するトップアプリ(一般人口との対比)では,「鳴潮」「崩壊:スターレイル」「勝利の女神:NIKKE」などミッドコアRPGが上位を占めていることから,その結論が導き出せるという。


 レポートの全文は,Sensor Towerの公式ブログで確認してほしい。

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