2024年9月5日,Razerは,新型ワイヤレス&ワイヤードヘッドセット「Razer Kraken V4」と,eスポーツプレイヤー向けのハイエンドゲームパッド「Razer Wolverine V3 Pro」を9月13日に国内発売すると発表した。
 税込価格は順に3万800円3万4980円である。

Kraken V4

 Kraken V4は,Razer独自の低遅延ワイヤレス技術「Razer HyperSpeed Wireless」と,Bluetooth 5.3による2方式のワイヤレス接続と,USBケーブルによるワイヤード接続の3方式で利用できるヘッドセットだ。PCやMac,PlayStation,Nintendo Switch,スマートフォンなどに対応する。

 Razerと言えば,「光るゲーマー向けデバイス」の本家的なイメージがあるものの,ここ2年ほどに登場したRazer製ヘッドセットのKrakenシリーズやBarracudaシリーズ,BlackSharkシリーズは,まったく光らないか,光ってもあまり目立たない製品が多かった。それに対してKraken V4は,イヤーカップ側面に組み込まれたカラーLEDの光が,メッシュ状のパネルを通して外に漏れるというかなり派手な見た目をしている。光るゲーマー向けデバイス好きなら,「待ってました!」という製品かもしれない。


 イヤーカップは90度回転して開き状態になるので,持ち運びしやすくなっている。イヤーカップに内蔵するスピーカードライバーは,Razer製ヘッドセットでは定番の「TriForce 40mm Driver」だ。
 マイクには,周波数帯域の広さが特徴という「Razer Hyperclear Super Wideband Mic」を備えており,未使用時には左イヤーカップ内に収納できる。


 バーチャルサラウンドサウンド機能としては,Razer独自の「THX Spatial Audio」に対応しており,立体音響の再現性に優れるのも特徴だ。

 一方のWolverine V3 Proは,PCとXbox Series X|Sに対応したワイヤレス&ワイヤードゲームパッドである(関連記事)。

Wolverine V3 Pro

 背面の追加ボタンをグリップの根元近くに移動したことで,これまでよりも押しやすくなったのが特徴のひとつ。また,Razer HyperSpeed Wirelessによる低遅延ワイヤレス接続に対応するほか,PCとのUSB接続時は,USBレポートレート(ポーリングレート)を250Hzから1000Hzまで上げられるといった入力の速さにこだわった仕様もポイントだ。

Wolverine V3 Proの背面。グリップの根元近くに4つの追加ボタンがある

アナログスティックは交換可能で,形状と高さの異なる2種類が付属している

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